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深圳でAlipay Tourpassを利用した話

2020/01/11~13に、中国 深圳を訪問し、Alipay Tourpassを利用してきたので、そのレポート。

Alipay Tourpass とは、Alipayが外国人旅行者向けに利用可能とした決済サービス。
Alipayの中で動作するミニプログラムになっており、Alipayと「ほぼ」同様の使い方ができます。

 

2019/12末にクレジットカードから2000RMBチャージしました。
有効期限は90日。
チャージしておける上限は2000RMB、90日間の累計チャージ金額は5000RMB、という制限があります。2019/12末まではチャージ手数料無料でしたが、2020/1からはチャージに対して5%の手数料が課されるようになっています。
90日を超過した時点で余った金額は、クレジットカードに返却されるようです。
90日間使えるプリペイドカード、というイメージが判りやすいかと思います。

 

中国 深圳での利用結果ですが、結論を先に書くと、
使えるお店と、使えないお店がありました。
使えないお店は、こうだ!という決定的な理由や規則性が見つけられず、正直モヤモヤした状態。

 

決済回数

全16回
成功 13回、失敗 3回

 

支払い方式

支払いにはQRコードを利用するのがAlipayの基本。
QRコードの使い方には2種類ある。
・お店側のQRコードをスキャンし、支払い額を入力して支払う方式
・こちらが提示したQRコードを、お店側にスキャンされて支払う方式

 

それぞれの成否は
・こちらがスキャンする方式 7回(成功4回、失敗3回)
・こちらがスキャンされる方式 7回(成功7回、失敗0回)

残り2回は、QRコードを使わない方式 2回(成功2回)

 

失敗した3回

  • モバイルオーダーのお店(1回)
    飲食店でテーブルに貼られたQRコードをスキャンすると、メニューが表示され、そのまま注文&決済するお店。
    テーブルに貼られたQRコードをスキャンするとエラーとなり、メニューが表示されないため注文することができませんでした。
    ひょっとすると、QRコードがWeChatPay用だったのかもしれない。
  • スマホアクセサリ系のお店(2回)
    賽格xx大厦にあるスマートフォンのケースや、ガラス、USBケーブル類などを取り扱うお店。
    賽格xx大厦とxxと記したのは、行ったことがある人には判っていただけると思うが、系列ビルが複数ある上にビル内部で通路が繋がっているため、どのビルのお店か正確に把握できないためです。
    この手の4件のお店で支払いを行い、2軒で成功、2軒で失敗となりました。
    失敗した2軒では、どちらも同じ現象。
    QRコードをスキャン -> 金額を入力 -> パスワードを入力 -> 支払い中のメッセージが表示された後、エラー
    という状態Alipay Tourpassで支払えなかったので、WeChatPayで支払いました。それゆえ、通信状態の問題ではないと予想できます。

 

成功した13回

利用したお店

  • スマホアクセサリ系のお店(2回)
  • 飲食店(2回)
  • マッサージ店(1回)
  • コンビニ(メジャーなチェーン店なのかは不明)(2回)
  • 書店(1回)
  • 深圳通(交通カード)チャージ(1回)
  • SIMカード契約(2回)
  • SIMカード TOPUP(2回)

Alipay Tourpassで支払いした食事

Alipay Tourpassで支払いした書店

 

QRコードを使わない方式

SIMカードのTOPUP
Tourpassのメニューからではなく、

AlipayのTOPメニュー> More > Top-up Center
TOPUP対象の電話番号を入力し、TOPUP金額を選択する、という方法で利用。

Tourpassとは別の機能のようですが、無事利用することができました。
TOPUPした回線は、China Unicom と China Mobileの2回線です。

 

最後に

というわけで、Alipay Tourpassは、大半のお店で利用することができました。
しかしながら、謎のエラーが発生する場合があるため、安心して利用できる!という状態ではないのが事実。
エラーとなった際のバックアップ手段として、WeChatPayや(お店に嫌がられるかもしれないが)現金を多少なりとも持っておく必要がありそうです。

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