2019/8/29 – 9/2という日程でのヘルシンキ旅行、その3。
3日目。
ホテルで朝食。
宿泊したホテルの朝食時間が、月~金が6:30、土が7:30、日が8:30からに設定されていました。この日が7:30から朝食。
今回のフィンランド旅行、最大の目的であるパロラ博物館に向かいます。
が、出だしから色々とつまづく始末…
まず、パロラ戦車博物館は、ヘルシンキから100kmほど北にあり、ハーメンリンナ駅から路線バスか、パロラ駅から徒歩、というのが定番ルートのようです。
ハーメンリンナ駅は、特急(急行?)が止まりますが、パロラ駅は止まらないので、ハーメンリンナ駅で乗り換える必要があります。しかし、ハーメンリンナ駅からの路線バスも、パロラ駅に止まる各駅停車の列車も1時間に1本ほど。
Google Mapのルート検索で表示されたルートで行こうと検索したところ、9:15発の便があり、パロラ駅にも止まる各駅停車のようです。
1.5hほどでパロラ駅に着くようなので、それを選択。
ヘルシンキ中央駅で切符を購入するため、券売機を探します。
有人窓口は、土曜日のせいか、閉まっています。
券売機は、VRと書かれた緑色のもの。
タッチパネル式で、フィンランド語、英語と言語切り替えもできるのですが、タッチパネルの精度が最悪。駅名を入力するためにキータッチするのですが、どうみても隣のキーが感知してしまいます。
やっとの思いで入力し、検索するのですが、9:15の便が検索結果に表示されません。
代わりに、9:04発のハーメンリンナに止まる特急が表示されます。
もうこれでいいやと思い選択しようとしたら、現在時刻が9:04…もう間に合いません。
一旦、券売機を離れ、Google Mapのルート検索結果をよく見てみます。
…なんと、9:15の便は列車ではなく、高速バス利用のルートでした。
どうりで鉄道駅の券売機で、該当の便が検索できないわけです(アホ)。
高速バスのターミナルは、ヘルシンキ中央駅から離れたところにあるので、今から移動しても9:15の便には間に合いそうにありません。
というわけで、再びVRの券売機に並び、ハーメンリンナに止まる次便を検索して購入。
ようやく、列車に乗車。
ペットも同乗できる車輛らしく、こんなマークが。
自動選択された席が、先頭車両の進行方向一番前の席でした(運転席は見えない)。
電源もありますが、変換アダプタをホテルに置いてきてしまいました…
ふと、時計を見ると、とっくに10:04を過ぎています。
あれ?と思っていると、通路を挟んで反対側に座っていた女性が話しかけてきました。
一瞬、意味が解らなかったのですが、どうやら、私と一緒に列車を降りましょう…と言っているようです。は?何言ってるの?と思ったのですが、車内を見渡すと乗客が一人もいません。
どうやら車両トラブルで、別の列車が来るから皆降りろよ、というアナウンスがあったようです(全く聞いてなかった)。
話しかけてくれた女性のおかげで、発車することのない列車で延々待つ羽目にならずに済みました。キートス、キートスと連呼してしまいました。
で、変わりの車輛が到着し、ヘルシンキ中央駅を出発したのが、10:40頃。30分以上の遅延です。
ようやく、ハーメンリンナ駅に到着しましたが、路線バスは運悪く丁度出発してしまったところ。
次便は1時間後…
仕方なくタクシーを選択しましたが、客を待っているタクシーは1台もありません。
タクシー乗り場には、女性1人が丁度並んだところ。で、どうやらタクシー会社に電話している模様。連絡しないと来てくれなさそうな閑散っぷりです。
英語どころかフィンランド語はもっと分からないしなぁ、どうするか…と思っていたところ、前に並んでいた女性が「客が二人待ってるぞ」って連絡したから安心しろ、とのお言葉。
本日2度目のキートス連呼。
5分くらい待つと、タクシー1台目が到着。件の女性が乗っていきました。
更に10分後、タクシー2台目が到着。メルセデスベンツなタクシーでした。
ドライバーにPanssarimuseo と表示したスマートフォンの画面を見せつつ、ミュージアム!を連呼。
理解してくれたようです。
部分的に高速道路を走行。100km/h出してくれたおかげか、15分ほどで到着。
料金、27ユーロと高くついてしまいましたが…
チケットオフィス兼カフェ兼土産物ショップになっている建物に入り、チケットを購入。8.5ユーロ。
色々な方の訪問記が公開されているので、今更感がありますが…
屋内展示の大戦期の車輌が、屋内展示の大戦以降の車輌、屋外展示、屋内展示されたエンジン、屋内展示された対戦車車輛と、5つのエリアに分かれています。
私が見学を始めた少し前に、団体さんが見学に来られたようで、スタッフらしき方が1輛ずつ解説しておられました。
お、これはラッキーと思い、聞き耳を立てていたのですが、私の翻訳能力が限界を超えてしまい、別行動をとることにしました。
他にも親子連れだったり、ツーリング途中のバイク集団だったりと、様々な方が見学されていました。
一通り見学後、土産物を物色。
博物館の解説本(英語版) 8ユーロの他、小物類をいくつか購入しました。
フィンランド語版の解説本は5ユーロのようです。
会計を済ませると、スタッフの方に「Japanese?」と聞かれ、Yesと答えると「さよなら」と返ってきました。
帰りの路線バスを調べると、次便まで4-50分ほど。
再度、土産物を物色する等しつつ、時間つぶし。
ほど良い時間帯となったので、スタッフに「モイッカ」と別れを告げて博物館を後にしました。
来たときはオフィス前までタクシーに乗っていたので気づきませんでしたが、ゲート付近にはM4シャーマン等も展示されていました。
バス停を探してウロウロしていると、ようやく発見。
バスの絵が描かれただけの小さな看板があるだけでした。
定刻通りにバスが到着。
運転手さんに「ハーメンリンナ駅まで」と告げると、料金は5ユーロ。
ヘルシンキに戻る列車を検索。
15:49発の列車があるが、路線バスのハーメンリンナ駅到着は定刻で15:43。
ハーメンリンナ駅に着いてから、タッチ精度の悪い券売機で購入していては間に合わなそう。
Webサイトからチケットが購入できることを発見したので、駅到着前に買うことはできそう。
かと言って、バスが定刻通り着くかどうかは疑問。
そんなわけで、Google Mapで現在地を確認し、時刻と残りの距離から、ここまで来れば間に合うだろう!というポイントを通過してからWebサイトからチケットを購入しました。
結局、路線バスも定刻に到着し、15:49の列車には余裕で間に合いました。
列車のチケットをWebサイトから購入した場合、入力したメールアドレス宛てにQRコードが送られてきます。
車内検札時に、そのQRコードを見せればOK。
駅に改札はないので、乗車時、下車時になんらか手続きすることは不要。
…この仕組みの場合、とりあえず乗車してしまって、後から購入するというのは可能なんですかね?
1時間ほどでヘルシンキに到着。
一旦、ホテルに戻って休憩しつつ、戦利品を確認。
昨日の夕食はハンバーガーだったので、今日はフィンランド料理。
ホテル近くの適当に検索した店へ。
ショッピングビルの中にある店だったので、気軽に入れました。
Kaarna Baari & Keittiö というお店。
スープとトナカイをオーダー。
スープ
具在だけ置かれた皿が出てきて、目の前でスープを注いでくれるスタイルでした。
とても美味しかったです。
食後にコーヒーを飲んで、お会計が65ユーロ程。
物価が日本のざっくり2倍、と考えれば、お手頃なのでしょう。
食べ終わって、お店を出たのが21時過ぎていたと思いますが、まだ明るい時間帯。
北欧なのだなぁ…と感じる瞬間ですね。
帰りにスーパーマーケットによって、お土産を何点か購入。
ホテルに戻り、入浴後、就寝。
3日目終了です。
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